2014年1月4日土曜日

光と影を愉しむ


かつて写真は「光と影の芸術」などと言われた。カラー写真が世に出る以前、写真は白と黒の濃淡、あるいは階調で表現されていた。そこに、色は無くとも十分な美を感じる事ができる。そしてモノクロームの写真はレトロ感や懐かしさをも感じさせてくれる。
20世紀最大の写真家、決定的瞬間を捉える写真家などと言われたアンリ・カルティエ=ブレッソン作品を見ると、それらはまさに「光と影の芸術」だ。
上の写真はカルティエ=ブレッソン気取りで、和服の似合う町結城での街頭スナップだ。古い町並みはモノクロームの写真が良く似合う。芸術と呼べるほどの写真ではないが、これも光と影の美しさだ。

撮影データ
カメラ:Fujifilm X-E1
レンズ:Fujinon, Super EBC XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
シャッタースピード:1/40
絞り:f/14 (絞り優先)
ISO-400
-0.3補正

2014年1月3日金曜日

部屋撮りの愉しみ

Germination by photoholic image

Germination, a photo by photoholic image on Flickr.

この季節、寒いうえに風景は冬枯れで寂しい。炬燵に入り箱根駅伝のテレビ中継を見ながらビールを飲んでいると、初詣風景でも撮ろうかという気持ちも失せてしまう。番組も終わり視線をテレビから窓際に移すと、柔らかい冬の日差しの中に水栽培のヒヤシンスと芽吹いたばかりの水仙があった。ならば、部屋撮りでも愉しもう、というわけで三脚にカメラをセット、窓を通して入る冬の日差しの温もりを感じながらの撮影となった。


撮影データ
カメラ:Olympus Pen E-P3
レンズ:Voigtlander Nokton 25mm f0.95
          1/160 (写真上)  1/125 (写真下)
          f/2 (写真上)    f/1.4 (写真下)
          ISO-200 (写真上) ISO-320 (写真下)
          補正無し
     aperture priority mode + centre weighted